宅建士試験(2023年)を振り返る

自己採点の結果、合格した模様

10月15日に宅建士試験を受験しました。自己採点の結果、50問中43点の得点で、正答率は86%でした。それなりに余裕を持って合格したようです。かなり嬉しいです。でも、宅建士試験は通過点です。少しくらいは、喜んでも良いと思いますが、いつまでも宅建の話題は引きずらないようにしたいと思います。なので、今回で、宅建士試験の話題は最後にするつもりです。

 

勉強方法

勉強方法を大まかに書くと、

基礎テキスト『合格のトリセツ』を流し読みして試験の概略をつかんでから過去問を解いて、3割くらい正答して、「試験本番は難しいな! とくに権利関係の問題文は難しすぎ!」と距離感をつかんで、『合格のトリセツ』⇔『一問一答 1000肢』を繰り返して、少しずつ得点力をあげていった。学習をするにつれて、何回も間違える分野・問題というのが浮かんでくるので、そこをマーキングして重点的に退治していった。

といった感じでしょうか。一応は2ヶ月くらい前から計画的に勉強するつもりでしたが、結局は、1ヶ月くらい前から本格的に勉強を始めて、試験3週間前の時点で過去問が3割くらいしか解けないという進捗状況でした。反省点です。

 

宅建士試験の特有な部分について、忘れる前にメモを残しておきたいと思います。

 

宅建士の特徴

宅建士試験は、主に、3種類の分野に別れています。

 

1.権利関係

2.宅建業法

3.法令上の制限・税その他

 

『合格のトリセツ』も上記3分野の分冊になっていますし、LECの『ウォーク問』も上記の分野別の3分冊になっています。

 

配点は、宅建業法が高いです。そして、「宅建士試験」という名称から推察すると、「宅建業法の攻略が合否の別れ目になる」と感じるかもしれませんが、実際に宅建の勉強を進めると、宅建業法は簡単な問題が多く、合格圏内の受験生であれば高得点を取るため、差がつかない分野だと感じました。受験生の各問題ごとの正答率データ(予備校が出版する過去問題集に正答率データが載ってます)を確認すると、宅建業法の正答率は明らかに高いようです。つまり、宅建業法は8~9割くらい正解するのが合格の前提条件で、あとは試験までに残りの分野でどこまで点数を伸ばせるかが合否の分岐点になると感じました。

 

権利関係は、雰囲気としては、物理のような感じで、暗記型というよりは理解型の分野だと思いました。たとえば、「運動方程式は、『ma = F』です。これを使って、色々な問題が解けますよ」といった感じで、暗記量は少ないけど、その公式をどうやって実際の例にあてはめていくのか実践が必要な科目だと思いました。僕は、実践する時間がなかったので、「解除ときたら、登記で勝負」といった応用の利きづらい公式暗記で乗り切りました。

 

法令上の制限・税その他は、単純な暗記分野です。暗記情報を自分なりに整理して、頭にインプットするのが大事です。

 

宅建士試験は努力が報われやすい試験

大学生2年生とかで、「夏休みを使って資格試験を受験しよう」と考えている人には、宅建士試験が選択肢の1つだなと感じました。宅建士試験は受験者数が20~30万人も居て、合格率が15~17%と安定感のある試験なので、努力が無駄になる確率が低いです。そして、民法に慣れ親しむのに最適な試験だと思います。

 

僕の理想を言えば、試験を3科目を分けて、

 

権利関係科目で90分

宅建業法科目で60分

法令上の制限・税その他科目で60分

 

というような具合にすれば、もっと受験生の力が正確に測定できるようになると思いますが、現状の2時間50問でも十分かと思います。

 

努力が正確に反映されづらい試験の特徴は、

 

・合格基準が絶対評価

・試験問題数が少ない

・受験生が少ない

・過去問からの再出題が少ない

 

などが挙げられると思います。このような試験は、仮に、何回も試験を実施したとすると、合格者の入れ替わりが大きく、合格者数の増減ブレも大きくなるはずです。

 

ビッグデータの精度は高いと感じた

試験後に、TACの解答データリサーチを利用して、受験生(n=2000超え)の選択肢別の回答選択率を確認したのですが、僕が「難しいな」と感じた問題は、受験生の正答率が60%未満のことが多かったです。そして、僕が「これは簡単だろ」と感じた問題は、正答率が90%以上のことが多かったです。自分の感覚と、受験生の正答率の相関係数が思った以上に高くて驚きました。

 

宅建士試験は簡単な問題だけ正解すれば良い

宅建士試験の場合、多くの受験生が正解しているAランク問題を確実に正解していけば、合格できると感じました。僕の感覚的には、まずは高頻出のAランク問題を完璧にして、そのあと時間的に余裕があれば、本番試験でB~Cランクの問題に直面したときに、消去法の精度を上げるために、B~Cランクの問題の解答をチラッと頭に入れておくと良いと感じました。

 

勉強スケジュールのイメージ

たとえば、Aランク問題が30問、Bランク問題が10問、Cランク問題が10問程度の割合で出題されるとします。

 

第1フェーズでは、Aランク問題だけ勉強して、「Aランク18問正解、BとCは適当にマークして5問正解」

 

第2フェーズでは、引き続きAランク問題だけ勉強して、「Aランク24問正解、BとCはほぼ適当にマークして7問正解」

 

第3フェーズでは、点数が伸びなくなってきたAランク問題以外にも少し手を伸ばして、「Aランク27問正解、BとCは消去法も使って9問正解」

 

というような感じで、まずはAランク問題の攻略に集中したほうが効率良いと感じました。これは、もちろん試験の種類にもよると思います。「過去問の使いまわしが多い試験だな」とか「過去問対策は効かず、広く浅くの知識が必要な試験だな」とか色々と試験ごとの特徴を把握するのも大事だと思います。

2023年は宅建に挑戦

資格試験における2023年の目標は宅建の合格です。あと2週間ちょっとで試験本番です。ダラダラ怠けてしまい、ほとんど勉強できていません。

 

いつものように、試験本番まで時間がないので、理解はほどほどに、残りの2週間で、問題集の解答を一気にザーっと読んで、解答を何となく暗記していこうと思います。

 

今回、宅建の受験にあたり、使う参考書は主に2つです。

基本テキストは『宅建士 合格のトリセツ』を使って、問題演習は『出る順宅建士 一問一答○×1000肢』を使います。試験本番までに、可能な限り『1000肢』の解答を読み込んで、ギリギリまで解答を詰め込もうと思います。残りの2週間ですべきことは、解答の詰め込みがメインです。あとは気分転換に『合格のトリセツ』をザーっと読んで、知識の定着と理解に役立てたいと思います。

 

(『宅建士 合格のトリセツ』は分冊になっていて、持ち運びしやすい!)

 

本当は、民法をしっかり勉強して、民法の基礎を習得したかったのですが、今回は時間がないので諦めます。いつか勉強したいです。

 

あと、このblogで、宅建士の勉強記録を残したかったのですが、気がついたら試験まで2週間ほどしか残っていません。コツコツと計画的に勉強できない自分が嫌になります。

 

宅建士を受験する目的は、「宅建士試験の勉強を通じて、民法等の法律に慣れ親しむこと」でした。しかし、試験まで2週間ほどしか残っていないので、試験受験の目的を「最後の最後のギリギリまで諦めない経験をする」に変えます。もちろん、宅建士試験に合格できれば良いですが、とりあえずは最後の最後まで解答の詰め込みを諦めないことが目標です。

blog開設と自己紹介

こんにちは。今日から、スローペースでblogを残しておこうと思います。このblogは、主に勉強記録を書こうと思っています。

 

簡単に自己紹介をします。

僕は、1988年生まれです。

 

88世代は、黄金世代です。まず幼少期から注目を集めていた88世代の代表は福原愛さんでしょう。そのあと2006年に、甲子園決勝で投げあった斎藤祐樹さんと田中将大さんも88世代として有名です。その後、プロ野球で活躍した選手と言えば、坂本勇人さん、柳田悠岐さん、前田健太さん…。ほかの有名人で言えば、僕の好きな佐々木希さんも88世代です。

 

僕が人生において、大事にしていることは、「上位10%を目指す」です

 

一生懸命に勉強したり、仕事に打ち込んだりして、難関大学に合格したり、年収1000万円を目指そうとすると、僕の能力的に、すべてを捨てて必死に努力する必要があります。僕は、目標をやや低めに設定して、幸福のハードルを下げて、そこそこの努力で幸せな生活を送るのが一番だと思っています。感覚的に言うと、「上位10%」あたりを目指すのが最適だと思っています。上位10%というのは、偏差値でいうと62〜64あたりです。学生時代から、ずっと「上位10%」という数値を意識してきました。そのため、このblogのタイトルに「上位10%を目指す」というフレーズを入れました。

 

また、blogタイトルにもあるように、僕は、ビルメン業界で働いています。身を削りながらバリバリ働いて、年収1000万円を稼ぐ人生も良いと思いますが、僕は、ゆる〜く働いて、そこそこ稼げる仕事をしたいと思います。そこで、ビルメン業界に就職しました。現在、年収600万円です。それなりに向上心を持って勉強して、楽しいビルメンライフを送ろうと思います。

 

現在、保有している主な資格は、電験三種、エネルギー管理士(熱)、FP2級、TOEIC 735点です。将来的には、ゆる〜く勉強を継続させて、電験二種、FP1級、TOEIC 920点を目指します。勉強の過程をこのblogに記録していこうと思います。